臓器移植の裏表
臓器移植の法律に関してのニュースで思う。
幸いなことに自分も含めて、身内に、臓器移植にかかわるような症状の人間は居ない。
だからこそ言えるけど、いっそ禁止しちまったらどうだろうか?
「移植すれば助かる」
臓器提供者を待つ心理もわからないでもない。
自動車でもパソコンでも、重要な部品なら、一個足りないだけで動かなくなるからね。
しかし、それは、他人の死を望んでいるに過ぎないんじゃないだろうか?
しかも、完全な死でなく、自分達が利用可能な臓器が摘出可能な状態。
そんな都合の良い「死」の概念は、本体有ってはいけないと思う。
臓器移植に、もっとも寛容な法律が成立し、その解釈が、憲法第9条のように拡大解釈されていくのなら・・・・・・。
臓器を売るために子供が作られ、臓器を提供するために殺され。
しかも、家族はお金を見返りに、臓器提出に同意。
日本社会の底辺で、まるで畜産業のような家族が生まれるかもしれないよ。
臓器移植は、庶民の手の届く手術ではない。
金持ちが自己満足で、延命治療するようなものだ。
臓器に不完全があって、それが原因で死ぬのなら、それが『死』という運命なのだ。
受け入れるべきなんじゃないだろうか?
すくなくても、臓器を提供する側は、不完全な死を、大半が「受け入れてきた」のだから。
脳死状態でも、臓器に不具合があっても、周囲が支え、命燃え尽きるまで精一杯生きる。
今は、それがいいと思う。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント